タニシ（ジャンボタニシ）の産卵！産卵時期から卵の数まで！

今回は嫌われ者のジャンボタニシの産卵について詳しく紹介したいと思います。

ジャンボタニシの産卵時期は？

ジャンボタニシの産卵の時期は4月下旬から10月上旬です。約半年間という産卵期間があります。

水田で一際目を引くその姿に驚かれ方も多いと思います。

水際の草の茎や葉などに、ド派手なピンクの卵を目にすることができます。

ジャンボタニシの卵の特徴は？産卵数は？

卵に見られる大きな特徴は3つあります。

まず、紅鮭のような色で球形をしており、直径2ｍｍの大きさです。

次に、卵の内部には神経毒成分が含まれています。　

残念ながら、この毒に対する抗体をもつ生き物は日本にはいません。

最後に、乾燥に強く、水に弱いことです。

はたして1匹のジャンボタニシからどれくらいの数の卵が産まれてくるのでしょう？

1匹のメスから年間約数千個も産卵すると言われています。

仮に3,600個を産卵したとして、

産卵期間に1月あたり約600個の卵を産むことになります。

ジャンボタニシはどれくらいで孵化するの？

産みつけられた卵は、環境が整っていれば2週間から3週間で孵化し、稚貝となります。

稚貝となったら、水田に植えられたイネの苗を食い荒らします。

ジャンボタニシは、柔らかい草などが好物です。時には、魚の死骸を食べたりすることもあります。

孵化したジャンボタニシの稚貝は、な、な、なんと約2ヵ月で成貝になります！

まとめ

ジャンボタニシの産卵時期は6カ月間という長い期間であることが分かりました。

また、卵の数は個体によって差は見られるものの産卵シーズンに最低でも月ごとに170個も産みます。

さらに、ジャンボタニシの卵には、特有の大きな3つの特徴がありました。

最後に、ジャンボタニシの生育速度は速く1カ月未満で違いとなり、およそ2カ月で成貝になります。