今回は、同じ水中に生きる生き物どうしを、孵化という観点で比べてみることにしました。

はたして、タニシはどんな孵化をするのでしょうか?

また、メダカはどんな孵化をするのでしょうか?

タニシの孵化ってどんなもの?

正確には孵化とは呼べないかもしれません。

なぜなら、タニシは卵を産まないからです。

その代わりに、子どもを産みます。 

親と同じ姿の形をした貝が生まれてくるのです。

ここからは実際に飼育されていて、観察されていた方の記録を参考にして話します。

オオタニシをペットショップで購入し、その日のうちに稚貝が生まれたそうです。

生まれてきた稚貝の数は3匹でした。

大きさは6mmほどで、1ヶ月後には10mmへと成長したそうです。

つまり、1日に約0.1mmずつ成長していったようです。

ゆっくりと成長していくようですね!

タニシと比べてメダカの孵化ってどんなもの?

メダカ 孵化 タニシ

メダカのメスは卵をお尻につけたまま泳ぎ回ります。

やがて、メダカは、水草の葉や根の周辺を何度も行ったり来たりしながら、卵をこすりつけます。

産みつけられた卵が孵化するためには、積算温度で250℃が必要と言われています。

20℃の水温であれば、約3週間を要することになります。

孵化直前の卵には、メダカの目を観察することができます。

卵の中でぐるり回転するなど、動きが出てきます

孵化したばかりの稚魚は、お腹に臍嚢(さいのう)という栄養の入った袋がついています。

2日~3日は餌を食べなくても大丈夫です。

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まとめ

同じ水生生物なのに孵化の仕方に違いがありました。

タニシは親と同じ姿のままで生まれ、メダカは卵から孵るといったように。

タニシとメダカを一緒に飼育していれば、両方の孵化に立ち会うことができるかもしれませんね。

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