今回は、タニシをメダカと一緒に飼育した場合をテーマにして話を進めていきたいと思います。
タニシはどうやって水をきれいにするの?
それは、タニシの体にまつわる3つの機能が関係しています。
1つ目は、水槽内のコケなどをこそぎ落として食べることができるため。
2つ目は、底にたまった沈殿物を歯ですくって食べることができるため。
3つ目は、水中に漂っている小さなゴミをエラでこして食べることができるため。
「こそぐ」、「すくう」、「こす」、の3種類の食べ方ができます。
そのため、他の魚の食べ残しなどもきれいに掃除してくれます。
このようにして、水槽の水質は浄化されていきます。
もちろん、水槽の水が臭くなったりしたら水の交換は行ってくださいね。
タニシの水はどうやって交換すればいいの?
飼育環境によると思います。
今回はメダカと一緒に飼育されていることを想定して考えます。
メダカ1匹につき1Lの水が必要と言われています。
仮にメダカ2匹とタニシ1匹を飼育されていた場合は、最低でも2Lは必要です。
魚と一緒に飼育すると、どうしても水質が酸性に傾きやすくなります。
そこで、水を換える目安として1週間から10日に1度と考えましょう。
水を換える際は、1/3は元の水を残すことがポイントです。
タニシが水槽の上部にまであがってきていたら、かなり水質が悪化しているサインです。
タニシはメダカと争ったりすることはないの?
タニシがメダカを襲ったり、メダカがタニシを襲ったりすることはありません。
ただし、タニシはメダカの卵を食べることがあります。
繁殖目的でメダカを飼育されている場合は、その点にご注意ください。
まとめ
タニシが水をきれいに浄化する3つの秘密が分かりました。
魚と一緒に飼育する場合は、水の交換をしっかりと行ってください。