いろんな魚のタンクメイトとして利用されることの多いタニシです。
では、熱帯魚と一緒に飼育しても何の問題はないのでしょうか?
そこで今回は、熱帯魚とタニシの飼育をテーマにして話を進めていきたいと思います。
水槽でタニシと熱帯魚(ベタ)を飼っても害はないの?
一緒に飼育しても、ほとんど害はほありません。
ベタの原種は、タイのメコン川流域に分布しています。
動物性プランクトンや、ボウフラなどの昆虫の幼虫などを食べて暮らしています。
このことから、タニシを襲って食べたりすることはないと判断できます。
水槽内の生き物に興味をもって、タニシの殻をつついたりする行動は見られるかもしれません。
タニシとベタの相性は、とてもいいです。
タンクメイトとして、おススメできる理由は3つあります。
1つ目は、飼育に適した水の温度がほぼ同じだからです。
タニシは25℃から28℃、ベタは25℃前後と似たような環境を好みます。
2つ目は、飼育に適した水の性質が似ているからです。
タニシは中性を好みますが、ベタはカルキを抜けば水道水でも育てることができます。
つまり、タニシの水質に合わせてベタを飼育しても問題ありません。
3つ目は、水槽の水がほとんど汚れないからです。
ベタは1カ月ほど何も食べなくても大丈夫だと言われるくらい、生命力が強いのです。
ですから、むやみやたらとエサを与える必要もありません。
そのため、水槽の水が糞などで汚れることもあまりありません。
魚の糞尿で水質が酸性に傾くことも少なく、タニシにとって過ごしやすい環境となるでしょう。
たとえ、コケが生えてもタニシが食べてくれるので、ベタにとっても快適な環境となります。
まとめ
タニシを熱帯魚のベタと一緒に飼育しても問題はありません。
この2種をおススメできる理由は3つあります。
水温が似ていること、水質が似ていること、水槽が汚れる可能性が低いからです。
お互いのいいところを生かして理想的なタンクメイトになりそうですね。