水槽のメダカや金魚のタンクメイトとして、タニシを利用している人も多いと思います。

しかし、突然、タニシの貝殻が溶けてしまったら、驚きますよね?

なぜタニシの貝殻がとけるのかをテーマにして、話しを進めていきたいと思います。

タニシの貝殻が溶けるのは?

水槽内の水質が酸性に傾いていることを示しています。

水質が酸性になる原因は、生物の排泄物や食べ残しなどの有機物が分解され、硝酸塩として底に溜まるためです。

魚は、少しずつ飼育環境が酸性化しても問題なく過ごしていくことができます。

悪化することで問題となるのはタニシです。

タニシなど貝類の殻は、炭酸カルシウムでできています。

そのためタニシの貝殻は、酸性に傾いた水槽の水では溶けてしまいます。

タニシが暮らしていくには、あまり好ましい環境とは言えません。

タニシが内側から新しく作る貝殻のスピードよりも、溶けるスピードの方が速いとタニシは亡くなってしまいます。

貝類とともに飼育している水槽だけは、底の方までしっかりと掃除することをおススメします。

カルシウムが不足すると、タニシどうしで殻をなめ合って、弱らせてしまうことになります。

タニシ 貝殻 溶ける

溶けてしまう貝殻への対処法は、3つ考えられます。

まず、水槽の水をすべて捨てて、新しいものに換えてください。 

その際、水道水の水を使うときはカルキ抜きを行ってから使いましょう。

次に、カルシウム補給のために、卵の殻などを餌として与えるといいかもしれません。

溶けてしまったタニシの殻も、少しずつですが再生していきます。

最後に、ろ過材の牡蠣殻を入れてみましょう。 

酸性に傾いた水質を中和することができます。

スポンサードリンク

まとめ

タニシの殻が溶けだしてしまうのは、水質が酸性へと傾いたことが原因だと考えられます。

特に、金魚やメダカなどと一緒に飼育している場合は、注意が必要です。

酸性へと傾いたときの対策は3つです。

古い水槽の水をすべて交換すること、カルシウム分を補うこと、水槽へろ過材を入れることが考えらえます。

スポンサードリンク