タンクメイトとしてタニシを飼いたいけれど、気をつけることはあるの?
一緒にタニシを飼ったとしても水草を食べたりしないの?
今回は、これをテーマにして話を進めていきたいと思います。
水槽の水草を食べてしまうタニシは?
水草を食べてしまうのは、厳密にはタニシではありません。
アクアリウムのタンクメイトとして利用される2種を取り上げます。
1つは、「モノアラガイ」です。
田んぼなどで目にすることができます。
落ち葉や藻類、死骸などを食べ、食性は幅広いです。
もう1つは、「サカマキガイ」です。
ヘイケボタルの幼虫の餌として知られています。
また、その名の通り、水面に逆さにぶら下がって移動していきます。
食性は幅広く、植物の残骸や動物の死骸まで食べます。
どちらも雌雄同体で、繁殖力は強い傾向にありますので注意して管理する必要があります。
水槽の水草を食べないタニシは?
水草を食べないタニシは、殻の渦巻きが右巻きです。
タニシの体には3つの機能が存在しています。
1つ目は、水槽内のコケなどをこそぎ落として食べることができること。
2つ目は、底にたまった沈殿物を歯ですくって食べることができること。
3つ目は、水中に漂っている小さなゴミをエラでこして食べることができること。
「こそぐ」、「すくう」、「こす」、の3種類の食べ方ができます。
そのため、他の魚の食べ残しなどもきれいに掃除してくれます。
このようにして、水槽の水質は浄化されていきます。
まとめ
水草を入れてタンクメイトとしてタニシを飼う場合は、その特性を考える必要があるようです。
殻が左巻きのものは、水槽内を掃除してくれますが、水草を食べ、爆発的に増える可能性があります。
殻が右巻きのものは、3種の食べ方で掃除を行いますが、水草を食べることはありません。