タンクメイトとして利用されることの多いタニシですが、次の生き物とは共存できるでしょうか?
「メダカ」や「イモリ」です。
今回は、これをテーマにして話を進めていきたいと思います。
タニシはメダカと共存できるの?
結論を先に言うと、共存できます。
理由は、3つあります。
第1に、適した水温が似ているからです。
タニシの適温は25℃から28℃と比較的高めですが、メダカは18℃から28℃と幅広いです。
つまり、タニシの適した水温にメダカが合わせることができます。
第2に、最適な水質が似ているからです。
タニシは中性を好みますが、メダカは弱酸性を好みます。
メダカは中性の水質であっても生きていくことができます。
第3に、お互いにとってメリットがあるからです。
タニシは、メダカの餌の食べ残しを食べて生きていくことができます。
それに対し、メダカはタニシによって衛生的な環境を保ってもらうことができます。
ただし、タニシはメダカの卵を食べることがありますので注意してください。
タニシはイモリと共存できるの?
結論を先に言うと、あまり向かないと思います。
理由は、その食性にあります。
イモリは口に入るものなら何でも食べてしまうと言われています。
カエルの卵、ヒル、巻貝、ミミズ、昆虫などの小動物を食べます。
なんと自分が産んだ卵や幼生さえも食べてしまうことがあるそうです。
食に対して貪欲なイモリと飼育すれば、いずれはタニシがイモリの餌となるでしょう。
まとめ
タニシはメダカと共存するのに適している理由が3つありました。
水温や水質などの生活環境の類似点、それに加えて相互にメリットがあるからです。
一方、タニシはイモリとの共存には向かないことが分かりました。
イモリは肉食で、口に入るものなら何でも食べるからです。