タニシを育てていて気になることはありませんか?
タニシを食べる魚はいるのでしょうか?
タニシは水槽の中で何を食べているのでしょうか?
タニシの捕食と被捕食の関係に注目して、今回は話を進めていきたいと思います。
タニシを食べる魚はいるのでしょうか?
はい、います!
身近な例を挙げれば、「金魚」や「鯉」です。
金魚の愛らしい姿からは全く想像もつきませんが、タニシを食べることがあります。
食べると言っても殻ごとバリバリと食べるわけではありません。
殻は食べずに、殻のすき間から中の身だけを器用に食べるのです。
鯉は大物になれば、1mを優に超えます。
鯉は食欲旺盛な魚です。
殻に覆われたタニシといえども、あの強靭な顎でバリバリとかみ砕いて、食べてしまいます。
と言っても、好んでタニシを食べるわけではなく、お腹が減って仕方がない時に食べるようです。
タニシは水槽の中で何を食べているのでしょうか?
主に水槽内に生えたコケ、植物性プランクトンなどを食べて生きています。
モノアラガイやサカマキガイなどは、水草を食べてしまうこともあります。
タニシは、水槽にこびりついたコケなどを器用にこそぎ落として食べます。
また、水槽の底にたまった沈殿物を歯ですくって食べます。
さらに、水中に漂っている小さなごみをエラですくって摂食します。
ですから、他の魚と飼育している場合は、魚の餌の食べ残しなども処理してくれます。
まとめ
タニシを食べてしまう魚はいますが、好んで食べるわけではないようです。
タニシを他の魚のタンクメイトとして利用する場合は、この点に注意してください。
タニシは、まさに水槽内の掃除屋と言えます。
コケや他の魚の食べ残しをきれいに処理してくれます。