メダカのタンクメイトとしてタニシがよく利用されます。
意外なことに、共通点や相違点は知られていません。
そこで今回は、タニシとメダカについて「産卵」という観点から迫りたいと思います。
タニシとメダカの「産卵」の共通点は?
タニシとメダカの産卵における共通点は3つです。
1つ目は、産卵の時期です。
タニシの繁殖時期は春~夏で、水温が高くなると繁殖します。
メダカの産卵期は春から秋です。
春から夏にかけて産卵し、夏の時期になるとメスは、ほぼ毎日産卵します。
水温18℃前後がメダカの繁殖に適しているようです。
2つ目は、オスとメスの交尾によって子どもを設けることです。
タニシは、触角の先が曲がっているのがオス、まっすぐに伸びているのがメスです。
メダカは、背びれに切れ込みがあるのがオス、切れ込みがないのがメスです。
両者ともに、雌雄の判断が簡単でもあります。
3つ目は、孵化するまでの期間です。
タニシは、繁殖後1~2週間すると、小さなタニシたちがいるのが分かります。
産卵から孵化までの日数は水温によって左右されますが、1週間~10日間くらいで孵化します。
タニシ(ジャンボタニシ)とメダカの「産卵」における違いは?
タニシとメダカの産卵における相違点は2つです。
1つ目は、産卵の方法です。
メスのタニシは、稚貝をそのまま産み落とします。いわゆる卵胎生です。
一方、メスのメダカは水草に卵をこすりつけるようにして産卵を終えます。
数時間をかけて、その作業を行います。
2つ目は、子どもを食べることの有無です。
タニシは子どもを食べませんが、メダカは産卵した卵を食べてしまうことがあります。
まとめ
タニシとメダカに意外な類似点を見つけることができました。
メダカの姿からは想像できませんが、子どもを食べてしまうとは信じられません。