嫌われ者のジャンボタニシについて、生殖活動をテーマに話を進めていきます。

今回、注目していきたいのは、次の2点になります。

共寝における時間と、交尾におけるオスどうしのケンカについてです。

タニシ(ジャンボタニシ)の共寝は長いの?

ジャンボタニシは雌雄異体ですので、有性生殖を行います。

ジャンボタニシの共寝は、夜間に多い傾向があります。

オスがメスの殻の上に乗り、ゆっくりと弧を描いて移動し、メスの殻の開口部まで達すると交尾の始まりです。

1回の共寝は数時間も続きます。

ジャンボタニシのメスは夜間に水上に出て、草の葉や茎などに産卵します。

水上よりも高いところに産卵するのは、卵が孵化するためには乾燥した環境が必要だからです。

条件がよければ3、4日に1度、産卵します

なんと1度で200個から300個の卵が産み落とされます。

これが2、3ヶ月続くので、メスは一生のうちに数千もの卵を産むことになります。

タニシ(ジャンボタニシ)は共寝のためにケンカをするの?

共寝 タニシ

ジャンボタニシは、貝類では珍しくオス同士が共寝のために闘争を行います。

もし、2匹のオスが1匹のメスの殻の上で出会うと、こんなことが起こります。

オスは互いの殻をこすりつけ合ってお互いに相手を落とそうとします。

意中のメスの上で、オスどうしが相撲をとるようです。

たいていは最初に乗っていたオスがケンカに勝ちます。

しかし、あとから来たオスが大きいと、ほとんど乗っ取りに成功します。

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まとめ

ジャンボタニシの生殖活動は、長い時間を要することが分かりました。

特に驚いたのは、産卵数とその産卵のペースです!

だから、その生息域を拡大できたのですね。

産卵のために、ジャンボタニシのオスは争いをすることも他の種には見られない大きな特徴でした。

 

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