タニシを食べる?そんなこと絶対に無理です。でも、中国でとんでもない事件が起こったんです。
タニシとメダカや金魚を一緒に飼うと良いこと尽くしなんです。
今回は、この2つについて話を進めていきたいと思います。
タニシに潜む寄生虫!
今の日本では考えられないことですが、かつて日本でもタニシは食材とされていました。
しかし、タニシも種類によっては寄生虫の宿主となることもあります。中国ではその食習慣が残っています。
数年前のニュースによると、中国の20代の男性が、ある日突然、目や皮膚の色が緑色になったそうです。
原因は、数カ月間もタニシを食べ続けたことによって、寄生虫が体内に侵入していたことです。
診察の結果、胆管に肝蛭(かんてつ)がいることが分かり、無事に摘出されました。
タニシを一緒に飼育するメリットは?
双方にとって、メリットがそれぞれあります。
タニシにとっては、豊富な餌にありつけること。
メダカや金魚にとっては、水質のきれいな状態で生活できること。
水槽で生き物を飼っていると、だんだんと側面などにコケが生えてきます。
これをタニシは、もりもり食べてくれます。また、メダカや金魚の食べ残しを食べて掃除してくれます。
ですから、自然のサイクルが水槽内でうまく回っているのです。
タニシがもっている3つの秘密とは?
まず、水槽内のコケなどをこそぎ落として食べることができること。
次に、底にたまった沈殿物を歯ですくって食べることができること。
最後に、水中に漂っている小さなゴミをエラでこして食べることができること。
こそぐ、すくう、こす、の3種類の食べ方ができるので、水質浄化に役立ちます。
まとめ
寄生虫を媒介するタニシもいますので、触った後はしっかりと手を洗いましょう。
タニシを他の魚と飼うと自然の循環を活用して、うまく飼育することができることが分かりました。
すでに金魚やタニシを飼っている方は、タニシを一緒に飼育されてみてください。