えっ!タニシを食べる地域があるって知ってましたか?
しかも、関東地方にはそれを名物料理にした温泉まであるんです。
そこで今回は、タニシを食す地域をテーマにして話を進めていきたいと思います。
神奈川県厚木市のタニシを使った郷土料理とは?
神奈川県厚木市では、「タニシ」の佃煮が郷土料理となっています。
10日間ほど水にさらしタニシのあく抜きをします。
泥の中で暮らしているので、しっかりとさらす必要があるようです。
タニシを茹でて、剥き身にして、醤油や砂糖などで煮込むらしいです。
厚木市には、なんと「タニシ料理」を売りにした温泉が存在しています。
飯山温泉では、タニシ料理を堪能できます。
みそ煮、田楽、柳川鍋など多彩な料理が提供されています。
タニシは、その食感から陸のサザエとも言われています。
山梨県の「つぼ汁」って何?
山梨では、タニシを「つぼ」と呼ぶそうです。
往時を偲んで書かれた県民のブログによると、稲刈りが終わった田んぼの中から収穫するそうです。
乾いた田んぼの土につぼ(タニシ)の潜った小さな穴へ、細長く切った竹べらを差して、捕まえるそうです。
その「つぼ」を使った「つぼ汁」(タニシの味噌汁)が、北部の故郷の味となっています。
たわしで、よく泥を洗い流し1週間ほど水につけ何度も水を交換、泥を吐かせます。
アサリやシジミのように味噌汁を作っていきます。
具材は、「つぼ」と大根を使うのが一般的なようです。
まとめ
予想もしない地域に隠れた名物料理があったんですね。
現在でも、食習慣が生きているということは、おいしいのでしょうか?
クセがありそうで、どうも食べる気がしません。
お近くにお住いの方は、ぜひ一度足を運んでみてください。