イネの害虫として有名なジャンボタニシの卵を駆除する方法はないのでしょうか?
実は、あります。とても簡単な方法で駆除できます。
今回は、その方法について少しずつ話をしていきたいと思います。
ジャンボタニシは、どんなところに卵を産むの?
ジャンボタニシは、水面よりも高い場所で卵を産みます。
よくその卵を見られるのは、側溝などの壁や草の茎や葉の上部です。
水の中に暮らす生き物なのに、なぜこんな高いところに卵を産むのでしょう?
それは、次の段落の説明と関係があります。
ジャンボタニシの卵に見る特徴は?
直径直径約2mmの球形をしており、色をつけたタピオカのようです。
ジャンボタニシの卵の大きな特徴は、3つあります。
1つ目は、卵の色についてです。
初めはショッキングピンクですが、孵化が近づくにつれて白っぽくなっていきます。
2つ目は、その卵には有毒成分が含まれています。
その内部には神経毒を含んでおり、日本にはこの卵を食す天敵はいません。毒々しい色の通りですね。
3つ目に、卵は水分にとても弱いことが挙げられます。
ですから、水中ではなく地上の高い場所へと卵を産みつけるのです。
ジャンボタニシの卵を駆除するには?
水田で見かけたジャンボタニシの卵がついた葉や茎をそのまま切り取ります。
水路などの水の中へ、葉や茎ごと落としてください。
乾燥に強い卵も、湿気には弱いです。
ですから、ジャンボタニシの卵は孵化せずに亡くなります。
まとめ
ジャンボタニシの卵は有毒ですが、水に弱いことを利用して駆除すれば簡単です。
孵化する前に卵を駆除できれば、イネへの二次被害を防ぐことにもつながりますね。
ジャンボタニシの被害が少なくなる日を願って、私も駆除をしたいと思います。