癒しを求めてビオトープを始めた人も少なくはないと思います。
いざ始めてみると、アオコやアオミドロに悩まされている人もいるのではないでしょうか?
そこでタニシを水槽の掃除屋という観点から紹介していきたいと思います。
ビオトープのアオコやアオミドロを掃除できるタニシは?
ヒメタニシやオオタニシを投入してください。
ヒメタニシは、円錐形の小型の巻貝で、螺層は6層です。
殻表は、緑褐色で光沢があったり、角張っていたりと、さまざまな変異が多く見られます。
オオタニシは、螺層は7層で膨らみは小さく、表面には細い筋があり、この部分が角張っています。
ヒメタニシは、石などに付く藻を主食とします。
ビオトープの植物プランクトンの大発生を抑え、汚泥を積極的に食べてくれます。
特に、トロロコンブ状のアオミドロをよく食べます。
オオタニシは、水質、水温に対する適応能力が高く非常に丈夫です。
特別に餌を与えなくても水槽内で発生するコケや有機物を食べて生きることができます。
1.5Lの水を浄化するのにタニシ5匹が必要だと言われています。
それをもとにして、ビオトープの容積から水質の浄化に必要なタニシの数を求めることができます。
アオコやアオミドロをタニシはどうやってきれいにしているの?
タニシに見られる3つの働きによるものです。
1つ目は、水槽内のコケなどをこそぎ落として食べることができること。
2つ目は、底にたまった沈殿物を歯ですくって食べることができること。
3つ目は、水中に漂っている小さなゴミをエラでこして食べることができること。
「こそぐ」、「すくう」、「こす」、の3種類の食べ方ができます。
そのため、他の魚の食べ残しなどもきれいに掃除してくれます。
このようにして、水槽の水質は浄化されていきます。
まとめ
アオコやアオミドロをタニシで掃除するには、ヒメタニシやオオタニシを利用しましょう。
特に、ヒメタニシはアオミドロをよく食べてくれます。
また、タニシがビオトープ内をきれいにできる理由は3つありました。
こそいで、すくって、こしてと3種の食べ方ができるからです。