泥の中にいるタニシが水槽の掃除をするって信じられますか?
もし、タニシが動かくなってしまったら何かのサインでしょうか?
これら2つの疑問について、少しずつ答えていきたいと思います。
タニシが水槽を掃除できる3つの理由とは?
タニシの体にまつわる3つの機能が関係しています。
1つ目は、水槽内のコケなどをこそぎ落として食べることができるため。
2つ目は、底にたまった沈殿物を歯ですくって食べることができるため。
3つ目は、水中に漂っている小さなゴミをエラでこして食べることができるため。
「こそぐ」、「すくう」、「こす」、の3種類の食べ方ができます。
そのため、他の魚の食べ残しなどもきれいに掃除してくれます。
このようにして、水槽の水質は浄化されていきます。
もちろん、水槽の水が臭くなったりしたら水の交換は行ってくださいね。
もしもタニシが動かなくなってしまったら?
タニシが殻に閉じこもって外へ出てこないのは水質悪化のサインです。
水槽内の亜硝酸濃度が高くなっている可能性があります。
早めに水槽の水を交換してあげてください。
ちなみに、亜硝酸とは糞尿が分解されてできる物質のことです。
つまり、水質が酸性に傾いたため、中性を好むタニシの動きが鈍くなったと言えます。
pHが6未満になると、メダカにはまったく問題ありませんが、貝類の長期飼育は難しいようです。
なるべくpH6.5~7.5の環境で育ててください。
まとめ
タニシが水質を浄化できるのには、3つの秘密が隠されていました。
水質浄化能力の高いタニシにも弱点がありました。
水質は中性くらいが適しており、酸性に傾くとなかなか動かなくなってしまうことが分かりました。
タニシの意外な一面を知ることができて面白かったです。