意外かもしれませんが、メダカと一緒に飼育するタニシは、卵を産みません。

メスのタニシと同じ姿のままの稚貝が生まれてきます。

ここでは、卵を産むジャンボタニシに的を絞って話を進めていきたいと思います。

ジャンボタニシの産卵期は?

正式名称スクリミンゴ貝と呼ばれ、イネの害虫として知られています。

ジャンボタニシの産卵の時期は4月下旬〜10月上旬です。

産卵する際は水面よりも少し上の地上へと上がり、草の茎や葉の高いところに産みつけます。

メスが産卵するのは夜間です。

1匹のメスが1年間に約数千個も産卵します。

産卵してから2週間から3週間で孵化します。

孵化したジャンボタニシの稚貝は、な、な、なんと約2ヵ月で成貝になります。

2カ月で成貝になるなら、とてつもない繁殖力です。

考えるだけでもゾッとします。

ジャンボタニシの卵の特徴は?

タニシ 繁殖 一匹 卵

夏場に水田をあるいていると、草の上部にショッキングピンクのかたまりが見られます。

これがジャンボタニシの卵です!

直径約2mmの球形をしており、何よりあの色に驚かされると思います。

一度見たら忘れられない異様な物体です。

あの卵の色が警告しているように、内部に神経毒を含んでいます。 

原産地にはこの卵を食す天敵のアリがいますが、残念ながら日本にはいません。

しかし、そんな無敵に思える卵にも弱点はあります。

卵は水に弱いため、水につけると孵化できなくなります。

ですから、水気のない地上の高い場所へと卵を産みつけるのです

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まとめ

ジャンボタニシのメスは年間でおよそ数千個の卵を産むことが分かりました。

卵の色が示すように毒を含んでいますが、水に弱いという欠点があります。

もし散歩の途中に見かけたら、葉ごと取って水辺へ捨ててください。

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