夏が近づくころ水田に現れる気味の悪いかたまり、そうです、ジャンボタニシの卵です。
でも、よく見比べてみるとショッキングピンクのものから白みがかったものまであります。
この違いは何か意味があるのでしょうか?
今回は、ジャンボタニシの卵をテーマにして話を進めていきたいと思います。
ジャンボタニシの卵の特徴は?
直径直径約2mmの球形をしており、外国のお菓子のようです。
草の茎や葉などの上部にびっしりと産みつけられます。
ジャンボタニシの卵の大きな特徴は、色、毒、ウィークポイントの3つです。
卵の色は、ショッキングピンクとド派手です。
卵の内部には神経毒を含んでいます。
原産地にはこの卵を食す天敵のアリがいますが、残念ながら日本にはいません。
卵のウィークポイントは、水です。
ですから、水気のない地上の高い場所へと卵を産みつけるのです
ジャンボタニシはどれくらいの卵を産むの?
ジャンボタニシの産卵の時期は4月下旬〜10月上旬です。
1匹のメスが1年間に約数千個も産卵します。
仮に1,000個産卵したとして、産卵期間に1月あたり約170個の卵を産むことになります。
さらに、2週間から3週間で孵化し、稚貝となります。
孵化したジャンボタニシの稚貝は、な、な、なんと約2ヵ月で成貝になるのです!
ジャンボタニシの卵がピンクから白色に変わる理由は?
ピンクから白っぽく色が変化するのは、孵化が近いことを示す合図です。
稚貝になる条件が整った時期に現われます。
まとめ
ジャンボタニシの卵の特徴は3つありました。色、有毒、そして、水に弱いことです。
もし水田などで白っぽいジャンボタニシの卵を見かけたら、水路へ投げ入れてください。
日本の生態系を脅かす外来生物です。