水田や川には何種類のタニシが住んでいて、どう見分けたらいいの?
タニシのオスとメスの判別法はあるの?
今回はタニシについて、「判別」という観点で話を進めていきたいと思います。
水田や川に暮らすタニシの種類の見分け方は?
これに該当するタニシは、マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシになります。
マルタニシは、殻高約6㎝、殻径約4㎝です。
円形の巻貝で螺層は6層で丸く膨らんでいます。
殻の表面は緑褐色の殻皮で被われ、光沢があり、刻点状の小さな窪みや2~3の細い筋が見られます。
オオタニシはマルタニシよりやや大型で、細長い特徴が見られます。
螺層は7層で膨らみは小さいです。
殻の表面には細い筋が認められ、この部分がやや角張っており、特に周縁で目立ちます。
ヒメタニシは、殻高約4㎝、殻径約2㎝です。
円錐形の小型の巻貝で、螺層は6層です。
殻表は、緑褐色で光沢があったり、角張っていたりと、さまざまな変異が多く見られます。
水田や川に暮らすタニシのオスとメスの判別法は?
これから話すことは、上で紹介したすべてのタニシに言えることです。
オスとメスの区別は、タニシの触角を見ればすぐに判断できます。
タニシの触角の先が曲がっていれば、その個体はオスです。
タニシの触角の先がまっすぐに伸びていれば、その個体はメスです。
このようにして、簡単に見分けることができます。
まとめ
水田や川に暮らすタニシは3種類で、殻の表面や体長、形状などから判別できることが分かりました。
ただし、種類の区別は慣れないと難しいと思います。
また、これら3種類のタニシは、雌雄の判断を触角の先の違いで判断することができます。
こんなに簡単に判別できるなら、飼育する上でも助かりますね。