いったい野生のタニシはどんなところで生活をしているのでしょう?
日本にはどんなタニシがいるのでしょうか?
今回は、日本で暮らすタニシの種類をテーマに話を進めていきたいと思います。
世界には、どんな場所にタニシがいるの?
南米・南極を除いた大陸とその周辺の淡水域に暮らしています。
淡水期とは、周辺地域の川、湖、池や沼などを指します。
殻高は1cmから8cmくらいと幅広いですが、5cm以下の種が多く見られます。
タニシの殻は全ての種が右巻きです。
ほとんどの種の殻本体は白色~淡褐色ですが、その表面は黒く見えます。
日本にはどれくらいの種類のタニシがいるの?
日本には4種のタニシが暮らしています。
さらに、生息地域によって3つに分類できます。
まず、北海道から沖縄まで広く分布している「マルタニシ」。
乾燥に強く、農閑期の水田や干上がった溜池などでも泥に潜って耐えることができます。
しかし、極度の乾燥や水質の汚染、汚濁などには弱い一面もあります。
次に、北海道から九州まで広がっている「オオタニシ」と「ヒメタニシ」。
オオタニシは、水の干上がらない池沼や湧水のある場所などに多く見られます。
ヒメタニシは、日本のタニシの中では最も多様な環境に生きています。
また汚染にも比較的強く、個体数も多いです。
最後は、琵琶湖のみに生息している「ナガタニシ」です。
他のタニシよりも殻の色が緑味を帯びたものが多いです。
マルタニシ、オオタニシ、ナガタニシは、かつて食用として活用されていました。
まとめ
世界で暮らすタニシも、日本で暮らすタニシも住んでいる環境は、
海水の混じっていない水辺で生活していることが分かりました。
日本には、4種のタニシが存在しており、そのほとんどをほぼ全国で目にすることができます。
驚いたことに、タニシはかつて日本でも食されていました。