ゲンジボタルの幼虫が捕食することで知られているカワニナです。

ホタルの幼虫の飼育よりもカワニナ飼育の方が遙かに難しいと言われています。

そんなカワニナの飼育のポイントを紹介していきたいと思います。

タニシの仲間「カワニナ」を水槽で飼育するには?

カワニナ飼育装置は、カワニナの生息していた場所によって装置内の様子を変えなければなりません。

流れが速く、比較的深い礫のところに暮らしているものは、多めに石灰岩や貝殻を入れ、衝立を立てて面積を増やします。

外部濾過装置などを付け、水を浄化させるとともに、水流を作らなければなりません。

流れが緩く、底が泥や砂状の場所に暮らすものには、生息地と同じように砂を敷き、水嵩を浅くしてやります。

水嵩を深くした水槽で、しかも底に砂など何も敷かない水槽で飼育すると、亡くなってしまいます。

特に、採集してきたカワニナは、環境を急激に変化させてしまうとほとんどその変化に耐えることができません。

稚貝は、産まれた環境に適応しますので、安定した環境を維持するように注意しましょう。

装置は、1日で最低4時間くらい直射日光の当たる場所に置きます。

タニシ カワニナ 飼育 水槽

ただし、水温が25℃を超えないようにしなければなりません。

装置は、ガラスの水槽でもアクリルや塩化ビニール製のものを加工しても良いでしょう。

カワニナは、特にpHとカルシウムの変動、水道水ならば塩素に気を付けなければなりません。

また、水中の溶存酸素量は飽和に近い状態にしましょう。

水量の多い2層循環式にし、豊富な水量で水質の安定をはかることが大切です。

大型の外部濾過装置を取り付け、濾材も素焼きの円筒型のものを用いるようにします。

骨炭や竹炭、備長炭などは、亜硝酸、アンモニアなどの吸収率も高く、おススメです。

それ自体がバクテリアのすぐれた濾材ともなり、水中に各種ミネラルやマイナスイオンを放出してくれます。

野菜をエサとして与えることもできますが、熱帯魚用のペレット状のエサの方が簡単です。

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まとめ

カワニナを飼育することは、とても大変なようです。

しっかりと装置を作り、生息地と同じ環境を再現できることが大切です。

いろいろと注意しないといけないことが多く、初心者には難しそうですね。

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