今回はタニシにまつわる下の2つの疑問を取り上げ、それに回答していきます。
「タニシとメダカをなぜ一緒に飼うことができるの?」
「増えすぎたタニシをなぜ駆除する必要があるの?」
タニシとメダカをなぜ一緒に飼うことができるの?
理由は3つあります。
第1に、適した水温の範囲が似ているからです。
タニシは25℃から28℃と比較的高めですが、メダカは18℃から28℃と適応力があります。
つまり、タニシの適した水温にメダカが合わせることができるのです。
次に、暮らしていくのに最適な水質が似ているからです。
タニシは中性を好みますが、メダカは弱酸性の方が住みやすいようです。
しかし、中性の環境でもメダカは暮らしていけます。
最後に、お互いが「食べる・食べられる」の関係ではないことです。
タニシが生きているメダカを食べたり、メダカが食べたりすることはありません。
ですから、安心して一緒に飼育することができます。
ただし、メダカの卵をタニシが食べることがあるので、注意はしてください。
増えすぎたタニシをなぜ駆除する必要があるの?
タニシが水槽内で増えすぎてしまうと、さまざまな悪影響があります。
その中の2つを紹介します。
まず、タニシがカルシウム不足に陥る可能性が出てきます。
そうなると互いの殻をなめ合い、殻がもろくなってしまいます。
次に、タニシの糞によって水質が悪化する恐れがあります。
中性の水質を好みますが、自らの排泄物によって酸性へ傾くと生活しにくい環境となります。
ですから、増えすぎたタニシを駆除する必要があります。
心苦しいかもしれませんが、踏みつぶして処理を行ってください。
まとめ
タニシにまつわる2つの問いに対する答えは、いずれも生活環境に関係がありました。
生き物を飼うということは、同時に私たちが住みやすい環境を提供しなければならないということでもありますね。