タニシはいろんな水生生物のお供として飼育されています。
そこで今回は、新たなタニシの可能性について考えます。
タニシとヤゴの飼育をテーマにして話を進めていきたいと思います。
タニシとヤゴの相性はいいの?
相性は、悪くはありません。
その理由は、3つあります。
まず、適した水温の範囲が似ているからです。
タニシは25℃から28℃と比較的高めですが、ヤゴは25℃までが活動できる温度のようです。
次に、お互いにとってメリットがあるからです。
タニシにとって、ヤゴは食べ残しを提供してくれる存在と言えます。
ヤゴにとって、タニシは食べ残しや糞などを掃除してくれるありがたい存在です。
最後に、捕食・被捕食の関係になることがあるからです。
タニシがヤゴを食べたりすることはありません。
しかし、ヤゴはタニシを捕食することが見られます。
タニシとヤゴを一緒に飼育するにはどうすればいいの?
用意するものは4つです。
大きめの飼育ケース、水草、オアシス、木の棒です。
オアシスと木の棒は、羽化する際に必要となりますので、後から準備されても大丈夫です。
水の深さは2㎝~3㎝と浅くします。
水はエサの食べ残しで汚れ、異臭を放つのでこまめに交換しましょう。
その際は急激な水温の変化に弱いので、くみ置きの水を使うようにするといいでしょう。
ヤゴは生きたエサを好むので、エサやりが大変になると思います。
オアシスはケースの真ん中に置き、そこへ木の棒を挿します。
羽化の時期が迫るとヤゴは、この木を利用します。
まとめ
タニシとヤゴの相性は、5段階評価で3です。
活動できる水温やお互いにメリットはあるものの、タニシへのリスクが少し高い気がします。
タニシとヤゴを飼う際に道具はあまり使いませんが、ヤゴにエサを与えるのが大変なようです。